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2016年5月14日土曜日

デジタル百葉箱を作りました

大須で電子部品を物色していると話題のWi-FiモジュールESP-WROOM-02が売られているのを見つけたのでとりあえず買ってみました。何を作るかは買ってから考えるスタイルです。いろいろと考えてみましたが、クラウド連携させた何かが作りたいなぁということで、気象データをクラウド上に投げ、さらに自動でTwitterに測定値をポストするデジタル百葉箱を作ることにしました。

まず、完成したデジタル百葉箱の写真です。


パゴダは鉢皿で作りました。上から二段目にファンを取り付け、低速で回すことで下から上にゆるやかに換気するようにしています。


また、センサー類は最下段に取り付けました。LPC1114FN28やESP-WROOM-02が実装されている基板の下にあるのがセンサーです。


センサーは、温度測定にはADT7410、気圧測定にはLPS25Hを使いました。ただ、LPS25Hは誤差がひどいのである程度の期間データを取得して、気象庁のデータと比較して補正しました。補正項は温度のみの二次式として表しましたが、わりと上手く補正できているように思います。
これをベランダに設置します。直射日光が当たらず風通しの良さそうな所を探した結果、エアコンの室外機の下に取り付けることにしました。


インターネットを通じてThingspeak.comに投げた測定データはこのようにグラフ化できます。https://thingspeak.com/channels/97805


さらに、朝昼晩の一日三回、リアルタイムの測定値をTwitterにポストするようにしました。RTCはNICTのNTPサービスを利用して一日一回較正しているので、標準時との誤差は数秒程度に収まっています。
自宅が大学のすぐ近くなので、「大学付近の気温と気圧」と銘打ってます(^_^;) https://twitter.com/NU_Weather


まぁ天気予報をするわけでもないので、特に役に立つアカウントではないですが。


以上のように完全に自己満足な作品が出来上がったわけですが、半ば衝動買いしたESP-WROOM-02やLPC1114FN28を死蔵することなくちょっとしたIoTに利用できたので良かったです。IoT、楽しいですね(^o^)