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2018年1月19日金曜日

CentSDRキットが届いた!

いつもお世話になっているTT@北海道さんからCentSDRのキットを配布してただきました。AD9857を使用したIQ DDSボードもそうですが、いつもハイクオリティな作品を設計・配布していただいて本当に感謝しております。

さて、キットの内容は以下の写真の通り。


部品はほぼ全て表面実装です。QFNパッケージのICのハンダ付けもありますが、もう怖くありません。


とりあえず、学校に行く前の空き時間に電源部の組み立てを完了。


残りはまた後日...。

ここ数年の活動報告... その1

前回の投稿から1年が経つ前にそろそろ新しい記事を投稿しようと思います。今回は、この1,2年間の間に作ったもの、というただの報告記事です...。その時々の興味によってパパっと作ったものがほとんどです。

まずはHF帯のRFパワーアンプです。これは生基板のCuレイヤをカッターで掘るという方法で基板を製作しました。
手掘り基板、かなり疲れます。頑張って基板を(ゴリ押しで)加工したものがこちらです。


裏から光をあててみると...


うまくパターンになっているのがわかると思います。ですが銅レイヤの削りカスなどによりショートしている可能性もあるので、導通チェックを行いよく確認します。問題が無いことが確認できたら、部品を実装していきます。
こんな感じです。


このアンプ一段だけではゲインが10dB程度しかないためSGからの数dBmの出力では動作確認ができません。そこで、RD15HVF1のプッシュプルアンプも作りました。


それらをシリーズ接続してSGからHF帯のキャリアを入力すると


だいたい100Wの出力が得られました。入出力部のマッチング等をいろいろ変えて試行錯誤しましたが、RFアンプに対する理解が深まったと思います。


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次はAD603を用いたIFアンプです。AD603は自作派アマチュア無線家には有名なICかと思いますが、高性能な可変ゲインアンプです。1つで40dBのゲイン可変範囲をもち、2つや3つシリーズで用いることで100dB以上のダイナミックレンジをもつアンプを実現できるというものです。今回はAD603を3つつかってみましたが、まあ2つでも高性能な受信機のIFアンプとして十分耐えうる性能を実現可能だと思います。あくまでも試作なので、3つ使ってみたというだけです。
回路と基板はKiCADで描き、Elecrowに発注しました。届いた基板がこれ。


部品を実装するとこんな感じ。


この程度の表面実装部品は慣れたもんです。
さすがにAD603の3段アンプは発振するだろうなと思って実験してみましたが、なんと奇跡的に最大ゲインでも異常発振せず!自分でもビックリでした。

さらに関連して、2SC5337を用いたいわゆるノイズレスフィードバックアンプも作ってみました。



ゆくゆくはこれらの基板を組み合わせてHF帯の受信機が作れたらなと考えております。だた、いつになるやら...

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とりあえず「その1」はこのへんで。ここに書くまでもないようなものも含めると、そういやけっこう色々作ってたなぁと思うなど...。

ちなみに自宅の机周りは、測定器の入れ替わりは頻繁にありますが、だいたい下の写真のようになってます。


オシロはLeCroyの1GHz 8GS/sのものがメインで、テクトロの小型オシロ(これは中古で買って少し前に放出)も併用していました。アンリツ MG3681AとHP 8664Aの2台のSG(ナショナルの古いSGも写ってますが、これは売った)などなど。大学生になって多少お金が自由に使えるようになったせいで測定器が増えまくってました。最近は反省して欲しい測定器も我慢して、さらに不要な測定器は売ったりしてますが、相変わらずゴタゴタです。